猫背・巻き肩改善!美姿勢を作るストレッチ&トレーニング
2025年2月6日 投稿者: kuroro オフ

猫背・巻き肩改善!美姿勢を作るストレッチ&トレーニング

「最近、肩が前に出ている気がする…」「写真を見ると背中が丸まっていてショック…」そんな風に感じたことはありませんか?現代の生活では、スマホやPCの使用が増え、気づかないうちに猫背や巻き肩になっている女性が多くいます。

姿勢の崩れは、見た目の印象だけでなく、健康にも影響を及ぼす ことがあります。例えば、猫背や巻き肩が続くと、肩こりや首の痛みが慢性化しやすくなり、血流が悪くなることで顔色がくすんで見えたり、代謝が落ちて太りやすくなったりすることも。さらに、呼吸が浅くなり、疲れやすさを感じることもあります。
 
しかし、正しいストレッチやトレーニングを取り入れることで、姿勢は改善できます。美しい姿勢を手に入れることで、肩こりが軽減されるだけでなく、スタイルアップや自信につながる という嬉しいメリットも!
 
この記事では、猫背や巻き肩を改善するための効果的なストレッチとトレーニング を詳しくご紹介します。さらに、日常生活で姿勢を意識するコツもお伝えするので、ぜひ最後まで読んで、今日から実践してみてください!
 
 

 
 
 
 

目次

猫背・巻き肩の原因とは?

 

長時間のスマホ・PC作業

  • スマホやPCの画面を長時間見続けると、自然と頭が前に突き出る姿勢になりやすい。
  • 首が前に出ることで、肩が内側に入り、背中が丸まる「スマホ首(ストレートネック)」を引き起こす。
  • 画面を覗き込むような姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかり、猫背や巻き肩が悪化しやすい。
  • 特にスマホを手で持ち続けると、肩がすくみ、前屈みの姿勢が癖になりやすい。

 

対策
  • スマホを使用する際は、できるだけ目線の高さまで持ち上げる。
  • PC作業時は、モニターの高さを調整し、自然に正しい姿勢を維持できる環境を整える。
  • 長時間の使用を避け、こまめに休憩を取りながら軽いストレッチを行う。

 
 
 
 

運動不足による筋力低下

  • 長時間座ったままの生活が続くと、背中や体幹の筋肉が衰え、姿勢を正しく維持できなくなる。
  • 特に背筋が弱くなると、肩が前に入りやすくなり、猫背や巻き肩の原因となる。
  • デスクワーク中心の生活では、胸の筋肉(大胸筋)が縮こまり、背中の筋肉が伸びたまま弱くなる。
  • 体幹の筋力が低下すると、姿勢を支える力が不足し、悪い姿勢を取り続けてしまう。

 

対策
  • 日常的に背中や体幹を鍛えるトレーニングを取り入れる。
  • 軽いストレッチやヨガを習慣化し、筋肉の柔軟性を維持する。
  • 長時間座り続ける場合は、1時間ごとに立ち上がり、軽い運動を行う。

 
 
 
 

デスクワークの姿勢の悪さ

  • 机に向かう時間が長いと、無意識のうちに前傾姿勢になりやすい。
  • キーボードやマウスを操作する際、腕を前に出し続けることで肩が内側に巻き込まれる。
  • 椅子に浅く座ると、骨盤が後傾し、背中が丸まるため、猫背が定着しやすい。
  • 適切な椅子やデスクの高さで作業していないと、前傾姿勢がクセになりやすい。

 

対策
  • デスクと椅子の高さを調整し、背筋を伸ばして自然な姿勢を保つ。
  • 肩甲骨を寄せる意識を持ち、猫背にならないように注意する。
  • 腕を支えるアームレストや、姿勢をサポートするクッションを活用する。

 
 
 
 

ストレスによる姿勢の癖

  • ストレスを感じると、無意識のうちに肩をすくめる動作が増える。
  • 精神的な緊張が続くと、肩や首まわりの筋肉が常に硬くなり、姿勢が悪くなる。
  • 自律神経が乱れることで、呼吸が浅くなり、前屈みの姿勢を取りやすくなる。
  • 長期間ストレスが続くと、肩甲骨の動きが悪くなり、巻き肩が固定化される。

 

対策
  • こまめに深呼吸を行い、リラックスした状態を意識する。
  • ストレッチや軽い運動を取り入れ、肩まわりの緊張をほぐす。
  • 適度な休息を取り、ストレスを軽減する習慣を身につける。

 
 
 

 
 
 

猫背・巻き肩を改善するための基本ポイント

 

背中・肩甲骨まわりの柔軟性を高める

肩甲骨ストレッチ
  • 両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せながら胸を開く
  • 10秒間キープし、ゆっくり戻す
  • これを5回繰り返す

 

キャット&カウストレッチ
  • 四つん這いの姿勢になり、息を吸いながら背中を反らせ、目線を上げる(カウポーズ)
  • 息を吐きながら背中を丸め、あごを引く(キャットポーズ)
  • この動作を10回繰り返す

 

肩甲骨回し
  • 両肩に指先を置き、大きく円を描くように前後に回す
  • 前回し・後ろ回しをそれぞれ10回ずつ行う

 
 
 
 

胸を開く習慣をつける

デスクワーク中にできる簡単ストレッチ
  • 椅子に座ったまま両手を後ろに組み、胸を開く
  • 10秒間キープし、ゆっくり戻す
  • 1時間ごとに3回行う

 

壁を使ったストレッチ
  • 壁の横に立ち、腕を壁に沿わせて肩の高さまで上げる
  • 体をゆっくり反対方向にひねり、胸を開く
  • 片側10秒キープし、左右交互に3回ずつ行う

 

ドアフレームストレッチ
  • 両手をドアの枠に置き、片足を前に出す
  • 体を前に傾けて胸を開く
  • 10秒間キープし、3セット行う

 
 
 
 

体幹&背筋を鍛えて正しい姿勢をキープする

プランク
  • 肘をついてうつ伏せになり、体を一直線に保つ
  • お腹に力を入れ、30秒間キープ
  • 慣れてきたら60秒を目指す

 

バックエクステンション
  • うつ伏せになり、手を頭の後ろに置く
  • 背中を反らすように上体を持ち上げ、3秒間キープ
  • 10回を3セット行う

 

リバースフライ(ダンベル不要)
  • 膝を軽く曲げ、上体を前傾させる
  • 両腕を横に開き、肩甲骨を寄せる
  • 10回を3セット行う

 
 
 
 
 
 
 
 

毎日5分でOK!猫背・巻き肩改善ストレッチメニュー

 

① 肩甲骨回し(ウォームアップ)

効果
  • 肩甲骨周りの血流を促進し、可動域を広げる
  • 猫背や巻き肩の原因となる肩こりを解消

 

やり方
  1. 背筋を伸ばして立つか、椅子に座る
  2. 両肩に指先を乗せ、肘を前に突き出す
  3. 大きな円を描くように、肘を後ろに回す(10回)
  4. 反対方向にも回す(10回)

 

ポイント
  • 肩がすくまないように意識する
  • 肩甲骨を寄せることを意識しながら回す

 
 
 
 

② 胸を開くストレッチ(ドアフレームストレッチ)

効果
  • 縮こまりやすい胸の筋肉(大胸筋)をストレッチ
  • 肩が前に巻き込まれるのを防ぎ、自然に胸を開く姿勢へ導く

 

やり方
  1. ドアの枠や壁の角に手を置く(肘を90度に曲げる)
  2. 片足を前に出し、ゆっくりと前に体重をかける
  3. 胸の筋肉が伸びるのを感じながら20~30秒キープ
  4. 反対側も同様に行う

 

ポイント
  • 無理に前に出すのではなく、胸が心地よく伸びる範囲で行う
  • 腰を反らせすぎないよう注意する

 
 
 
 

③ 猫背解消ストレッチ(キャット&カウ)

効果
  • 背骨の柔軟性を高め、猫背の改善に効果的
  • 自律神経のバランスを整え、リラックス効果も期待できる

 

やり方
  1. 四つん這いになり、手は肩幅、膝は腰幅に開く
  2. 息を吐きながら背中を丸め、目線をおへそに向ける(キャット)
  3. 息を吸いながら背中を反らせ、目線を斜め上に向ける(カウ)
  4. ゆっくりと10回繰り返す

 

ポイント
  • 呼吸と動きを連動させることで効果が高まる
  • 動きを急がず、背骨を一つひとつ動かすイメージで行う

 
 
 
 

④ 首・肩まわりのリリースストレッチ

効果
  • デスクワークやスマホの使用で凝り固まった首・肩をほぐす
  • 首のストレッチにより姿勢を整える

 

やり方
  1. 背筋を伸ばして座る
  2. 右手で頭の左側を持ち、ゆっくり右側に倒す
  3. 首の左側が気持ちよく伸びるところで20秒キープ
  4. 反対側も同様に行う

 

ポイント
  • 首を無理に引っ張らず、自然に伸ばす
  • 肩をすくめず、リラックスして行う

 
 
 

 
 
 

週3回でOK!猫背・巻き肩改善筋トレメニュー

 

① 肩甲骨を寄せる「リバースフライ」

効果
  • 背中の筋肉を鍛え、肩甲骨を引き寄せる力を強化
  • 巻き肩を改善し、自然に正しい姿勢をキープしやすくなる

 

やり方
  1. 足を肩幅に開いて立ち、軽く膝を曲げる
  2. ゴムバンドを両手で持つか、ダンベルを両手に持ち、前傾姿勢になる
  3. 肘を軽く曲げたまま、肩甲骨を寄せるように腕を横に広げる
  4. ゆっくりと元の位置に戻す
  5. 10~15回を3セット行う

 

ポイント
  • 肩ではなく、背中の筋肉を意識して動かす
  • 反動を使わず、ゆっくりとした動作で行う
  • 腰を反らせないように注意する

 
 
 
 

② 胸を開く「ワイドプッシュアップ」

効果
  • 胸の筋肉をしっかり使いながら、巻き肩を防ぐ
  • 通常の腕立て伏せよりも胸を広げる効果が高い

 

やり方
  1. 手を肩幅より広めにセットし、腕立て伏せの姿勢を取る
  2. 肘を外側に開きながら、ゆっくりと体を下げる
  3. 胸が床に近づいたら、肩甲骨を寄せるように意識しながら押し上げる
  4. 10~15回を3セット行う

 

ポイント
  • 肩がすくまないように、胸を開く意識を持つ
  • 肘の角度は約90度を意識する
  • 腕だけでなく、胸と背中の筋肉を使って押し上げる

 
 
 
 

③ 背筋強化「バックエクステンション」

効果
  • 腰~背中の筋力をアップし、美しい姿勢をキープ
  • 長時間のデスクワークによる背中の緊張を和らげる

 

やり方
  1. うつ伏せの状態で両手を頭の後ろにセットする
  2. 肩甲骨を寄せる意識を持ちながら、上半身を持ち上げる
  3. 数秒キープした後、ゆっくりと戻る
  4. 10~15回を3セット行う

 

ポイント
  • 勢いをつけず、背筋を使ってじっくり持ち上げる
  • 腰を痛めないように、無理のない範囲で行う
  • 呼吸を止めずに、自然に息を吐きながら上げる

 
 
 
 

④ 体幹強化「プランク」

効果
  • 体幹を支える筋力をつけ、正しい姿勢を維持しやすくする
  • 猫背や巻き肩の原因となる筋力不足を改善

 

やり方
  1. うつ伏せになり、肘を肩の真下にセットする
  2. つま先と前腕で体を支え、一直線の姿勢を作る
  3. そのまま30~60秒キープする
  4. 2~3セット繰り返す

 

ポイント
  • 腰が反らないように、腹筋に力を入れる
  • 肩に力を入れすぎず、リラックスする
  • 呼吸を意識しながら、無理なくキープする

 
 
 
 
 
 
 
 

日常生活で姿勢を意識するコツ

 

スマホを見る時は目線を上げる

  • スマホを長時間使うと、無意識のうちに首が前に出て猫背を助長する。
  • 画面を見る際は、目線と同じ高さにスマホを持ち上げることで、首や肩の負担を軽減できる。
  • 両肘を軽く曲げ、脇を締めながらスマホを持つと、腕の疲れも防げる。
  • スマホスタンドやデスクトップアームを活用すると、目線の高さを保ちやすい。

 
 
 
 

デスクワーク時はこまめに背伸びをする

  • 長時間のデスクワークは、肩甲骨が固まり姿勢が崩れる原因となる。
  • 1時間に1回は椅子から立ち上がり、背伸びをして肩甲骨をしっかり動かす。
  • 簡単な方法として、両手を上に伸ばし、ゆっくり左右に身体を倒すストレッチを行う。
  • 肩を後ろに回すことで、巻き肩の予防にも効果的。

 
 
 
 

イスに座る時は骨盤を立てる意識を

  • 猫背にならないためには、座る姿勢を正しくすることが重要。
  • 骨盤を立てることで、自然と背筋が伸び、美しい姿勢を維持できる。
  • 座る際は、お尻の坐骨(座る時に当たる骨)を椅子にしっかり当てるように意識する。
  • クッションやバランスボールを活用すると、骨盤を立てたまま座りやすい。
  • 膝が90度になる高さの椅子を選ぶと、正しい姿勢を保ちやすい。

 
 
 
 

寝る姿勢も重要!枕の高さを適正に

  • 高すぎる枕は首が前に傾き、猫背や巻き肩の原因となる。
  • 枕の高さは、仰向けになったときに首と背骨が一直線になる高さが理想。
  • 横向きで寝る場合は、肩の高さに合った枕を選び、首に負担がかからないようにする。
  • バスタオルを畳んで枕の高さを調整するのもおすすめ。
  • 睡眠中の姿勢をサポートするために、抱き枕や膝の下にクッションを入れると、背骨が安定する。

 
 
 

 
 
 

まとめ

猫背や巻き肩は、日常の姿勢のクセや筋力の低下によって起こりやすいものですが、適切なストレッチやトレーニングを取り入れることで、確実に改善できます。
 
美しい姿勢は、見た目の印象だけでなく、肩こりや腰痛の予防にもつながるため、日常生活の中で意識的に取り組むことが大切です。
 
今回紹介したストレッチは、デスクワークの合間や寝る前のリラックスタイムにも取り入れやすく、たった5分程度の習慣でも効果が期待できます。また、トレーニングを加えることで、姿勢を支える筋肉が鍛えられ、正しい姿勢がキープしやすくなります。
 
大切なのは「続けること」。最初から完璧にやろうとするのではなく、無理のない範囲で取り組み、自分の体の変化を感じながら楽しんで実践してみましょう。
 
日常生活でのちょっとした意識の積み重ねが、美しい姿勢をつくる第一歩。今日からできることを少しずつ取り入れ、猫背・巻き肩を改善し、すっきりとした美姿勢を目指しましょう!