紫外線は5月から本番!今すぐ始めたい紫外線対策の基本と習慣
2025年5月3日 投稿者: kuroro オフ

紫外線は5月から本番!今すぐ始めたい紫外線対策の基本と習慣

5月は、春の心地よさと初夏の陽射しが交差する季節。しかしその爽やかな気候の中に、私たちの肌にとって大きなリスクが潜んでいます。それが紫外線の急増です。気象庁のデータによると、紫外線量は4月から急激に増え始め、5月には真夏に匹敵するレベルに達します。つまり、5月は紫外線対策の「スタートライン」であり、油断しているとシミやくすみ、乾燥などの肌トラブルを招いてしまうのです。
 
特に、日焼け止めを塗り始めるタイミングを6月以降と考えている人は要注意。実は紫外線ダメージの多くは5月に蓄積されているのです。本記事では、紫外線対策の基本をおさらいしながら、今すぐ始められる習慣やアイテムをご紹介します。美肌を守るために、5月からのケアをぜひ見直してみましょう。
 
 

 
 
 
 

5月の紫外線量はどれくらい?気象データから見る注意点

 

5月は紫外線量が急増する月

5月は春から夏へと移り変わる季節ですが、実は紫外線量が一気に増えるタイミングでもあります。気象庁の過去のデータによると、東京都のUVインデックス(紫外線の強さを示す指数)は3月から徐々に上昇し、5月には「強い」レベル(6〜7)に達する日が珍しくありません。

UVインデックス(東京平均) 紫外線の強さ
3月 3〜4 中程度
4月 5〜6 強い
5月 6〜7 非常に強い
6月 7〜8 非常に強い

 
 
 
 

「夏と同じ」感覚で紫外線を捉えるべき理由

多くの人が「夏本番になったら紫外線対策を始めよう」と考えがちですが、5月の紫外線量は真夏とほぼ同等か、それに近い水準です。つまり、夏と同じレベルの対策をすでに始めておく必要があります。

  • 長時間の屋外活動では日焼け止めの塗り直しが必須
  • 帽子やサングラス、日傘などの物理的遮蔽物の活用
  • UVカット機能のある衣類やアームカバーの併用

 
 
 
 

曇りの日も油断できない紫外線の影響

天気が曇っていると紫外線対策を忘れがちですが、曇り空でも紫外線の60〜80%が地表に届くとされています。薄曇りの方が逆に紫外線が散乱しやすくなることもあり、晴天時と同様のケアが必要です。
 
 
 
 

時間帯による紫外線の強さにも注意

紫外線がもっとも強いのは、午前10時から午後2時の間です。この時間帯に外出する場合は、特に入念なUVケアが求められます。通勤やランチ、買い物など、意外とこの時間に外出しているケースは多いため、朝のスキンケアでしっかりと準備しておくことが大切です。

 
 
 

 
 
 

日焼け止めの正しい選び方と使い方の基本

 

SPFとPAの意味を正しく理解しよう

SPF UVB(肌を赤くする日焼け)を防ぐ効果を表す数値。数値が高いほど防御力が強いが、肌への刺激も増える傾向がある。
PA UVA(肌の奥に届きシミ・しわの原因になる)を防ぐ効果を表す指標。「+」の数が多いほど効果が高い。

 
 
 
 

シーン別!日焼け止めの選び方

  • 通勤・買い物などの日常使い:SPF20〜30/PA++程度でOK。肌へのやさしさ重視。
  • 屋外レジャー・スポーツ:SPF50/PA+++〜++++がおすすめ。汗や水に強いウォータープルーフタイプが◎。
  • 敏感肌の方:ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の低刺激タイプを選ぶと安心。

 
 
 
 

正しい使い方で効果を最大限に

塗る量は「少なすぎない」が基本

顔にはパール粒2個分、体には500円玉サイズを数カ所に分けてしっかり塗ることがポイント。ムラ塗りは効果半減に。
 

塗り直しが最大のコツ

2〜3時間ごとの塗り直しが理想的。特に汗をかいた後や、タオルで肌を拭いた後はこまめに重ね塗りを。
 

メイクとの併用も可能

日焼け止め→化粧下地→ファンデーションの順番が基本。メイクの上からはスプレータイプやUVカットパウダーを使うと便利。
 
 
 
 

顔だけじゃなく首・耳・デコルテも忘れずに

つい塗り忘れがちなパーツも、紫外線の影響を受けやすい部位。毎日のスキンケアの延長で丁寧にカバーしよう。

 
 
 
 
 
 
 
 

顔だけじゃない!忘れがちな紫外線対策ポイント

 

意外と見落とされやすい部位とは?

顔のUVケアは完璧でも、実は他の部位が無防備なままという人は多いものです。紫外線は肌の老化だけでなく、シミやくすみ、乾燥の原因にもなるため、見落としがちな場所もしっかり対策することが大切です。
 
 
 
 

特に注意したい5つの部位とケアのポイント

部位 対策ポイント
日焼け止めの塗り忘れが多い。耳の裏まで丁寧に塗ること。
首・うなじ 髪をまとめた日は特に要注意。スプレータイプの日焼け止めが便利。
手の甲 手洗いや消毒で日焼け止めが落ちやすいため、こまめな塗り直しを。
足の甲 サンダルの日は無防備になりがち。外出前に必ずUVケアを。
頭皮 分け目部分が焼けやすい。UVスプレーや帽子での保護を。

 
 
 
 

全身のUVケアを日常に取り入れるコツ

  • スプレータイプの日焼け止めは外出先でも手軽に使えて便利
  • 帽子やUVカットのストールを活用して首や耳の露出をカバー
  • UVカット機能付きのアームカバーやレギンスで通勤・買い物時の紫外線をブロック
  • 髪の分け目にはUVカットスプレーやミストを使用し、頭皮の焼けを防止

 
 
 
 

見落としゼロのケアでトータル美肌をキープ

紫外線はわずかなスキマからも侵入するため、顔以外の細部のケアが美肌維持のカギとなります。特に外出前のひと手間が、数年後の肌の違いを生み出します。鏡で全身をチェックする習慣をつけて、抜けのないUV対策を心がけましょう。

 
 
 

 
 
 

日常生活に取り入れたい紫外線対策グッズと習慣

 

外出時に活躍するUV対策アイテム

日常の移動やお出かけにおいて、紫外線対策は特別なことではなく「習慣」として取り入れることが重要です。以下のようなグッズは、効果的でありながら取り入れやすく、毎日の生活に自然になじみます。

アイテム 特徴
UVカット帽子 顔や頭皮を広範囲にガードし、髪の紫外線ダメージも防げます。つばの広いものが特におすすめ。
サングラス 目から入る紫外線をブロック。長期的に見た目の老化や視力低下の予防にもつながります。
日傘(UVカット加工) 晴れの日だけでなく曇りの日も活用することで、肌の蓄積ダメージを軽減。
UVカットパーカー・アームカバー 軽くて涼しい素材が増えており、着るだけで簡単に紫外線を防げます。

 
 
 
 

室内・車内でも油断しない習慣

「外に出ないから大丈夫」と思いがちですが、実は紫外線は窓ガラスを通して屋内にも侵入します。

  • 窓際の席にいるときは、日焼け止めの塗布を忘れずに
  • UVカットフィルムやカーテンを活用して室内環境を整える
  • 車の運転中は手や腕が特に焼けやすいためアームカバーを着用

 
 
 
 

「こまめに塗り直す」習慣を身につける

どんなに優れた日焼け止めも、時間の経過や汗、摩擦で効果が薄れることは避けられません。外出中に手軽に塗り直せるよう、次のようなアイテムを活用しましょう。

アイテム メリット
スティックタイプ日焼け止め 手を汚さず塗りたい部分にピンポイントで塗れるため、外出先でも便利。
UVカットパウダー メイクの上から使えるため、化粧直しと紫外線対策が同時に可能。
ミストタイプ日焼け止め 広範囲に吹きかけやすく、髪や頭皮にも使えるアイテム。

 
 
 
 

内側からの紫外線対策も意識

外側のケアだけでなく、紫外線によるダメージを内側からサポートする栄養素の摂取も大切です。

  • ビタミンC・E:抗酸化作用があり、肌細胞のダメージを軽減
  • ポリフェノール:ブルーベリーや赤ワイン、カカオに多く含まれる
  • リコピン:トマトやスイカに豊富で、美白効果も期待

日々の食生活にこれらの食材を取り入れることで、紫外線への「内なる防御力」を高めることができます。

 
 
 

 
 
 

まとめ

5月は気温の上昇とともに、実は紫外線量が真夏並みに増加する時期です。にもかかわらず、「まだ初夏だから大丈夫」と油断してしまう人も少なくありません。
しかし、この時期からしっかりと対策を始めることで、シミやくすみ、たるみなどの肌老化を未然に防ぐことができます。日焼け止めのこまめな塗り直しや、帽子・日傘の活用、肌を覆う服装の工夫など、毎日の小さな意識と習慣が将来の美肌を守ります。
 
また、顔だけでなく首や手元などの“見落としがちなパーツ”へのケアも忘れずに行いましょう。今この瞬間の積み重ねが、季節を超えて自分の肌に返ってきます。5月から始める紫外線対策こそが、1年中美しく健やかな肌を保つための第一歩です。